「ん」
「ふ・・・っ」
可愛いなぁ。
こんな美人が俺の下(舌?)で喘ぐのってイイよなぁ。やっべ燃えてきたわ〜。
土方くん。今日俺は男になります!大丈夫!まかして!
「っておい!てめぇ!何しやがる!」
「へ?いや、この先に進もうかと」
俺は、今土方のいる屯所に来て、土方の部屋で土方を押し倒してます。はい。
今日の午後、ふわんと土方の顔が思い出されて、最近土方も珍しく俺も忙しく、
会う時間が作れずにすれ違いが数回。数えてみれば一ヶ月も会っていないことになる。
しかも俺達は付き合い始めたばかりで、ちょっと酒を飲んでその勢いで好きだコノヤロー、
と俺が告白したわけです。土方くんも酒入っていたので同じように俺もだコノヤローで付き合うことになったわけですよ。どうなんだ俺達。
まぁでもずっと、あぁコイツいいなぁ、突っ込みてぇなぁ、と思ってたのでよかったです。
でも、でもよ?まだ俺達ってイイ大人なくせに一度も致さず一ヶ月放置。
まぁ男同士だしすぐにってわけにもいかないんだろうけどこれはないわ。
一ヶ月ムラムラムラムラしまくって、俺はこの屯所にやってきました。
ちょうど沖田くんがいて案内してくれて土方の部屋の襖をバーンと開いたら土方はびっくりしてちょっと跳ねてた。ウケる。
そんでまぁ土方とキスして、俺の方ががっついてたから土方が耐えきれず後ろに倒れたようになって、そろりと舌を入れたら土方が「んっ」て喘ぐわけですよ。腰にキた。
それで元々ついていた火がもっと強くなって土方の股間をそろりと撫でて(なんかでけぇな。くそぅ)ベルトをはずして土方の尻の方に手を滑り込ませたんです。
そしたら怒られました。
「なんで?屯所じゃいや?いつ見られるかわかんねぇしなぁ〜沖田くんとかねぇ〜」
「それもあるが!てめぇ今どこ触ろうとした」
「え?ケツ。だって解さねぇと。女みたいに濡れねぇしよ〜」
「どうして俺が掘られる方なんだっ」
「は?どう考えたってお前だろ〜。俺の方が強いし、こういうのって絵的に綺麗な顔立ちしてる方が下の方がいいじゃん?」
「誰が見るんだよ!お前だって卑下せんでもそのだらしない顔さえどうにかすりゃ可愛い顔してるぜ?」
「かわ・・・っ!う、嬉しくねェわ!!」
まぁとりあえず俺の顔がどうとか今はどうだっていいんだ。
とにかく俺の息子を使わせろ!!
「副長〜」
と思ってた矢先、突然廊下からジミーの声が聞こえて、俺は飛び起きた土方に頭突きされてうずくまってる間に、土方は一瞬で身なりを整えていた。
「なんだ。山崎」
「あ、旦那来てたんですか〜。あ、副長、とっつぁんが来てま」
「トシぃ〜〜〜」
ジミーが言い終わる前にグラサンのヤクザみてぇなおっさんが土方の部屋にずかずか入ってきた。
あぁ、このオッサン、そういやぁ将軍連れてキャバクラ来たよな〜あんときは最悪だったな。ま、俺のこと知らねぇだろうけど。パー子だったししゃくってたし。
「トシぃ、今日は付き合えよ〜。ほら立て〜」
「ちょ、待てとっつぁん、」
有無を言わさず土方を立たせ連れて行こうとする。
とっつぁんと呼ばれるオッサンはじっと俺を見てふ、と笑った。
その笑みはなんか嫌な感じで・・・。
まさか!このオッサン、土方狙ってんじゃ・・・!!
そんな風に思っていたら土方はオッサンに手を引かれ消えて行ってしまった。
「旦那、お茶でも飲みます?」
「いや、いいや。帰る」
「そうですか・・・」
なんか不安になってしまった俺は、次の日も次の日も屯所にやってきた。
するとやはりあのグラサンのオッサンは土方を連れて行ってしまう。俺を見て笑って。
ジミーが言うには、あのオッサンは偶にしか屯所に顔を出さないらしい。なのにココん所毎日来てる。
やっぱりあのジジィ土方を狙ってるんじゃねぇか?で、この前俺を見て、俺が土方の恋人だって気づいて邪魔してんじゃねぇか?
ジミーが言うには、あのジジィは土方を連れてキャバクラとかに行っているらしい。いわゆる接待だな。てことはだ。帰りは夜中。
酒も入って、どこかに土方を連れ込んでってことがあるかもしれねぇってことだ。危ない!あのジジィ、奥さんいるクセにキャバクラだけでは飽き足らず土方でも遊ぼうってのか!
まだ土方の身には何も起こっていないようなのでいいが、いつ危険が迫るかわからねぇ。
「土方、あのグラサンのオッサンに気をつけろよ」
「はぁ?なんでとっつぁんに気をつけなきゃなんねェんだ。身内だぞ?」
「いや、命を狙われるとかじゃなくてだな・・・」
「くだらねぇ。何考えてるんだ」
土方に言っても暖簾に腕押し。
ここは直接牽制した方がいいかもしれない。
そう決めて次の日屯所に来てみたら土方は見廻りでいないという。
仕方ないので俺は土方が来るまで土方の部屋で待たせてもらうことにした。
そしたら襖が開き、土方かと思ったらあのグラサンのジジィだった。
「あれ〜トシいねぇのか〜。・・・銀時・・・って言ったっけな〜?」
「・・・何で俺の名前・・・」
「トシに聞いてよ〜。じゃあ銀ちゃん」
馴れ馴れしく銀ちゃんとか呼ぶなコノヤロー。
「トシに、ここに来てくれって言っといてよ」
と、渡されたのは一枚のメモ。そこには高級料亭の名が記されていた。
・・・ここ知ってるぞ。依頼で行ったことあるが、ここって全個室で二間続きの部屋もあって、その奥には布団がしいてある部屋があるんだよな・・・。
こんな店に、土方を素直に行かせられるわけねぇじゃねぇか!!
俺は土方に会わず、このメモも渡さず、俺がその店に向かった。
一度入ったことはあるが、この料亭はすごい。
ジミーから教えてもらった、松平という名を出してオッサンのいる個室に向かう。
向かう途中、縁側を通って行くが、そこから見える中庭は、松の木に、獅子脅しのついた池、池に架かる橋。昔の江戸の町を模した庭になっていて、
橋の部分の立て札には日本橋と書いてあった。観賞用の中庭だ。
そんな風に周りを見て怒りを鎮めて、案内された部屋の襖を開ける。
そこにはもう既に酒を呷ってるオッサンがいた。
「あれ?トシじゃねぇじゃねぇか」
襖を開けて入った個室は、すでに料理が用意され、その向こうにはやはりもう一部屋あった。
この野郎、やっぱりここで土方とやろうとしてやがったな!!
「そんなに睨んでどうしたんだ〜銀ちゃん。まぁ座れや。オジサンと一緒に呑むぞ〜」
勧められて酒を呷る。少し酔いが回ってきた。
そんな俺を見て、オッサンは何故だか俺の横に腰を下ろす。
「?」
「銀ちゃん可愛いねぇ。色も白いし。オジサンのタイプだよ〜」
「は・・・?」
ジジィは俺の頬っぺたやら首やら手やらをべたべた触ってくる。
「銀ちゃんが来ると思ってたんだよ。挑発に乗ってくると踏んでねぇ」
「な、」
「銀ちゃん、トシやめてオジサンにしない〜?何でも買ってあげちゃうよ〜」
「ちょ、あ、アンタ土方を狙ってたんじゃ」
「トシは美人だけどああいう美人は阿音ちゃんで懲りたからねぇ」
「あぁ、阿音ね・・・じゃなくて、何しやがろうとしてんですか、アンタ」
「ん〜?銀ちゃん、何度か会ったことあるよねぇ。その時から気になっててねぇ〜」
「ちょ、やめろ、嘘だろ、やめ」