「旦那は本当にいろんな人に好かれてますねぃ」
「何〜?沖田くんうらやましいの?」
「俺はアンタに好かれてるだけで十分ですぜぃ」
パーティーが終わり、神楽を新八の家に行かせ、二人しかいなくなった万事屋で、沖田は銀時に腕を回し絡みつく。
「つか、沖田くん、重いんですけど」
「旦那あったかいですねぃ」
「そうやって甘えてるとホント子供だよね」
今日でまた、銀時との年齢の差が開く。
親が子供にするように。
いくら頑張っても、銀時の年齢に追いつけない。
たった3ヶ月、年齢の差が縮まる時、銀時に追いつけた気がするのだが銀時は沖田を子供扱いする。
まだ十代とはいえ仕事をして給料をもらい生活している。銀時よりも収入ははるかに多い。
しかし銀時は女子供に甘い。
ひとたび女子供と判断したら、甘くなる。
年齢だと十ほど下である沖田にも同様。
給料がどうとか関係ないのだ。たぶんこれが成人しても5年や10年経っても変わらないのだろう。
――でもいつかは甘やかすことのできないような、逆に甘やかせられる立派な大人になってみせますぜぃ。
しかし今はまだ子供。
甘やかしてくれる銀時に、最大限に甘えよう。
「ということで。旦那、今日はこれ使ってみやせんかぃ?」
取り出したのは先程渡そうとしていた首輪と鎖。さらには手錠とグロい形をした大人の玩具。
「何が「ということで」だァァァ!!何から話が繋がってるんですか!?そして君はまだ子供なんだからそんな玩具持ってちゃいけません!!」
「頑張って選んだんですぜぃ?旦那に似合う色と形を吟味してきたんでさぁ。これは俺からの誕生日プレゼントでさぁ。受け取ってくれねェんですかぃ?」
きらきらと子供の顔して見つめれば銀時は
「う……」
堕ちる。
「ふぅ……ん、お願いだからそれだけはやめて…」
「えー」
「だって、そんなグロテスクな色のグロテスクモン突っ込まれてみろ!!俺死ぬから!穴があったら即効飛び降り自殺すっから!!」
「羞恥に泣くところがいいんじゃないですかぃ」
「ホンットにてめぇはドSの星に還れェェェェェェェェ!!!!」
それから沖田は甘えるの意味を最大公約数で捉え、事あるごとに甘えてきたのでした。
子供のうちは甘えとこう(沖田)end.
