「お前はたくさんの奴に好かれてんのな」
「何?うらやましいのかい?嫌われ者の副長さん」
パーティーは終わり、子供たちを追いだし万事屋には二人の人間しかいない。
もう酒盛りはいいので、今まさに大人のお祝いに移ろうとしているところだ。
銀時という男には、あんなにたくさん、誕生日という一つの命が誕生した日に祝ってくれる人がいるのだ。
土方にも、隊員が祝ってくれると思うが(多分)。
うらやましいわけではない。ただ、こんなに銀時は好かれているのかと、銀時の魅力に気づいた人がこんなにいるのかと思うと焦る。
「銀時」
「ん〜?」
呼ばれて顔を向けた銀時の唇に自分のそれで触れる。
「んー…くすくす、ヤる?」
「お前なぁ、情趣ってもんはないのか」
「俺にそれを望むなアホ。そう言ってるお前の方がねぇんじゃねぇの?目がギラギラ、ヤりてぇって言ってるぜ?」
「うるせぇ…明日休み取るためにここんとこずっと仕事仕事で禁欲だったんだぞ」
「飢えたケモノってわけね。あ、もしかして、誕生日プレゼントは俺とか言っちゃうわけ?」
「…あぁ」
「痛い痛いよ〜お母さ〜ん絆創膏と湿布持ってきてぇ〜」
「てめぇ足腰立たなくなるまでヤりまくるぞ?」
「ちょ、待て、目がイっちゃってるよ〜。それに俺、今日一つ年を重ねたお陰でさらにおっさんになっちゃったんだから重労働は禁物〜わわわ、」
このあと銀時は泣かされ喘がされ、本当に次の日足腰立たず、折角デートするはずだった予定が変更になり、
非番が終わり屯所に戻ってきた土方の頬には湿布が貼られところどころに絆創膏が貼ってあったとさ。
痛い痛いよ〜end.(土方)
