SHINE
自分が輝ける場所を知った。そして、自分はその場所でないと輝けないことも。
しかし、その場所は失われつつある。
もともとその場所は自分のものではないのだ。わかっていたはずなのに。
どこかで自惚れていたらしい。
自分は馬鹿だ。
ずっとそこには俺がいられると思ってた。
その席は俺のものだって。
だけどその自信はどこからきてる?その保証はどこにある?
ホントに俺は自惚れていた。大馬鹿野郎だ。
ただ過ごした年数が、他の奴より遥かに長いからって勝った気でいた。
ずっと一緒にいられるわけがない。
土方となんて。
俺たちは小さい頃から一緒にいた。
近所に住んでいて、保育園も小学校も中学も一緒で同じクラスだった。
中学に上がる頃に俺の両親が他界して、
身寄りのなかった俺は親の知り合いの人に助けてもらい、
土方と土方の両親に助けてもらいながら過ごしてきた。
誰よりも長く隣にいた。両親よりもずっと長く。
お互い信頼し合って、これからもずっとこのままでいるのかと思っていた。
いつからか俺の土方への感情は友情なんかじゃなく、
幼馴染という、家族に近い感情でもなく、恋情や愛情に変わっていった。
ずっとこのままそばにいれるから告白なんてしなくてもいいや、
告白しても振られたらどうしよう、とか思って俺は告白しなかった。
告白していたら何か変わっていたのだろうか。