今日も江戸は快晴だ。
今日もいい天気
銀時は、ソフトクリームを食べながら街中を歩いていた。
ソフトクリーム屋に長谷川さんがいて、サービスとしてたくさん巻いてくれた。
「晴れの日の歩きソフトはいいねぇ」
ルンルン気分で歩いていると、向こうから黒服の侍が二人歩いてきた。
「あ、旦那じゃねぇですかぃ。散歩ですか?」
「おぅ〜沖田君と土方君〜見回りですかぁ〜大変ですねぇ」
「そう〜歩きソフトしてんの。いいでしょ」
いい。視覚的に。
銀時が食べているソフトクリームは、うず高く巻いてあり、
先程から銀時がぺろぺろ舐めていた所為かうずの凹凸はなくなり、先の方は丸くなっている。
そして晴れていて暖かい気温もあってか、少し溶けて垂れている。
ときどき舐めるのをやめて、上からぱくりとするときがある。
もう、これは妄想するしかないだろう。
その姿は、まさにナニをふぇらしているようにしか見えない。
少なくとも銀時の前にいる、銀時を愛してやまないこの二人には。
街中で、警察である自分たち、しかも想い人の前でおっ勃てるわけにはいかないと必死で耐えていた時
ドンッ
ゴリラが飛んできた。
否、土方・沖田らの上司である近藤が飛んできた。
飛んできた方向を見ると、ゴリラ女…否、お妙がいた。
またお妙に猛アプローチをかけていて投げられたんだろう。
それよりも近藤はさっき何かに当たった。
「…ってぇ……」
当たったのは銀時だった。
幸い直撃しなかったが、ソフトクリームが…
顔に思い切りついてしまった。
「冷てぇ……ったく誰だよ…ってうおっ!ゴリじゃねぇか。っつかソフトーーー!!!
全部パァじゃねぇかぁぁぁ!!」
銀時はひとり騒いでいるが、土方と沖田はそれどころではなかった。
ソフトクリームのかかったその姿は…
顔射された後のようだった
「お、おい、大丈夫か?」
「大丈夫じゃねぇよ!俺のソフトクリームがぁぁっ」
「だ、旦那、冷たいでしょうから屯所へ行きましょう。風呂に入って下せぇ」
「てめぇらんとこのゴリラの所為だから後でソフト弁償しろよ!!」
「わかったから早く行くぞ」
こんな姿を晒していたくない。
卑猥すぎる。
少なくともこの二人にはそう思えた。
しかしそのとき
「貴様らに銀時は渡さん」
「てめぇらに銀時はもったいねぇよ」
「のわっ!!」
土方と沖田の前にいたはずの銀時が消えている。
「銀時!?」「旦那!?」
今の声がした方向に目をやると
指名手配犯が二人。
「高杉!!桂!!」
高杉は銀時を抱えていた。
桂は爆弾を持っている。
「貴様ら芋侍に銀時はやらん。銀時、俺があいつ等の汚い手から守ってやる」
「ヅラァそれぁ俺の役目だぜ」
「まぁいい、とりあえず滅びろ真選組」
桂は、土方と沖田に爆弾を投げた。
ドカァァァァン!!
煙が上がる中、桂と、銀時を抱えた高杉は逃げる。
とりあえず人目のつかない所へ移動すると、銀時を降ろし、高杉と桂は銀時に向き合った。
「お前ら何してんの!?二人して!指名手配犯だろが」
銀時は言うが、それを二人は無視して銀時の姿をまじまじと見ていた。
「銀時ィ・・・随分とエロい格好してるじゃねぇか」
「はっ!?エロ…ッ!?」
「白い液体を顔にかけているなんて卑猥だぞ」
「はっ!?卑猥!?」
「とりあえず風呂に入ろう」
そしたら俺のをかけてやろう!!
内心でそう思いながら銀時の手を引くと
ドォォォォン!!
「銀ちゃぁぁぁぁん大丈夫アルカぁぁぁ!!??」
音の主は神楽の傘だった。
「銀ちゃん!!変態どもに何もされてないアルか?」
「お前ぇの傘にならやられたけどな」
高杉と桂に向けて撃ったが、銀時に少々被害を与えてしまったようだ。
だが、邪魔な変態どもは、少し離れたところで伸びている。
「銀ちゃん、帰るアルヨ」
神楽は銀時の手を引っ張って家路を歩く。
銀ちゃんは一人で歩かせない方がいいかもしれないネ
神楽は内心でそう考えながら、
銀時を独り占めできる権利に優越感に浸った。
