「ひ……っくぅっ」
「お兄さんここだけでイけるんじゃない?」



神威は俺を布団へと放り、壁にある大きな鏡と向き合うように座らされ、背後に座った。
先程開かれた襟から覗く乳首。
そこに春雨で出回っているという怪しい薬を塗りたくられた。
塗られてからすぐ、熱を持ち始め、ひどい痒みに襲われ、下腹部が重くなった。
なんとなくどんな薬かは想像できたが、どれだけの効果かは想像できず、
今、俺は自分でそこを掻き毟りたい衝動に駆られている。
しかし俺の手は鎖は解かれたが後ろ手に縛られ、腕を動かすことはできない。
神威が弄っているそこは、女のそれのように腫れていて、目に映るたび、俺は死にたくなった。


「うぅ……っ」
「ほら、もうココ、辛そうだよ?イきなよ」

イってたまるか。
俺は女じゃない。

「もう、強情だなぁ…。じゃあココでいかせるのは今度にしよう」

そう言った神威は弄る手を止め、潤滑油を自分の手に垂らした。
そしてその手はするりと、着物の裾から侵入し、臀部へとたどり着き、
液体をまとった指は後ろへと突き立てられた。


「ぐぅぅっっ」


突然、しかも勢いよく突き立てられた異物に痛みを感じるが、
毎日のように抱かれていた身体はすぐに快感を追い始める。


「う、うぅっ」


ぐっぐっと内壁を押され、声が出そうになるが唇を噛みしめ耐える。
神威はそんな俺を許さないかのように、中を蹂躙していた指を引き抜き、俺の膝を折り曲げ
体育座りのような格好をさせると、折り曲げた膝に片腕を差し込み、ぐいっと上へ持ち上げる。
夜兎とはいえ、自分より背も小さく、年も下の男に軽々と片腕で持ち上げられてしまったことに
屈辱を、さらに目の前の鏡に曝け出された潤滑油で濡れた、男の指が抜け物足りなさそうに
ひくつき熟れている秘部に羞恥を感じ、身を捩る。
しかし神威の力は強く、屈辱的な格好からは逃れられず、目を逸らすしかなかった。
何やらごそごそと音がし、目を開けると、鏡越しに見えた神威の空いてるほうの手。
その手で天井に向く自らの猛りを取り出し、両方の腕で俺の膝を抱えなおした。
その動作を俺はただただ目に映しているだけだった。
そんな頭が覚醒したのは、取り出された凶器の切っ先が俺の紅くなっている蕾に宛がわれた時だった。



「っいや、いやだっっ!」


できる限り身を捩り、腕から逃れようとするが、やはり神威の力は強く敵わない。
それでも、またこの前までの最悪の日々のようになるのは、感じてしまうのが
…………男に抱かれて悦んでいる自分を見るのはイヤダ・・・。


「あぁ、もううるさいなぁ……お兄さん、そんなに暴れると……殺すよ?」


耳に噛みつかれた瞬間、一気に突き入れられる。


「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッッッ!!」


神威の口が紅い。
血だ。
俺の耳から血が流れている。


「噛みちぎってはないよ。どこか無いなんて欠陥嫌だからね。
……はは、やっぱりお兄さんには赤が映えるなぁ」
「う、ぐぅっ、うぅぅっ」
「ねぇ、声出してよ。つまんないなぁ」


嫌だ。

声なんて、女のような高い声を出すなんて、自分がこの行為を認め享受しているようではないか。
声は出さない。出したくない。

俺は、この行為を認めない。こんな屈辱に悦ぶなんて、嫌だ。

これは俺の残りの矜持だ。

それだけは崩されたくない。


嫌だ


イヤダ


イヤダ






















「ああああああ!!!!」




神威が突き入れた猛りをギリギリまで引き抜き、一気に貫いてきた。
俺はその衝撃に、耐えていた声を、ついに出してしまう。
内臓が引きずり出され、押しつぶされるような、そんな感覚におちいるほど強く早く突かれ、 息をつく暇もない。


「は、はぁっ、あ、あ、あ」

早すぎて快感を追えなくなっていたが、徐々にスピードを落とされ、快感を追えるように注挿される。

「あ、あぁ、んあっ、あぁ、んん!」
「ねぇ、お兄さん、鏡見てみなよ。お兄さん綺麗だよ」

見たくなくて顔を逸らすと、許さないと言うようにぐっと突かれて、おそるおそる顔を鏡へと向けると、
そこに映った顔は




女のそれだった。


「お兄さん、遊女見たいだ……。でも吉原の高い女よりも綺麗だけど」

高い声で喘いで、後孔に神威を飲み込んでいる姿は、もう、何も言い訳もできない。

「い…やだ、いやだぁっ!あぁぁ!!」
「んっ」


さらに奥を突かれ、白濁を吐き出すと、最奥に欲望を叩きつけられた。







俺は、俺のプライドを粉々にし、屈辱を味わわせ、
人間の尊厳を失わせた男を睨みつけながら、意識を失った。







君は俺のお気に入り

つかまえて籠に入れた

けれど飛んでいって出て行ってしまった

お気に入りは手放さない

だからもう一度つかまえよう

次は羽をもいでしまおう

飛び立ってしまわないように

蝶々の標本のように壁にはりつけておこう

俺からは

逃げられない







檻に閉じ込めて、もう俺しか見ないように。

もう俺しか必要としないように。







   独占




ソニ様リクエスト 俺のもの続編で鬼畜神威
鬼畜ってなんですか。何ソレおいしいの?
バイオレンスな鬼畜じゃなくて精神的な鬼畜(痛いの嫌い)
でも神威だったらバイオレンスな方がよかったかも