ふらふらすることもなく行くあてもなく、街中を歩いていると、公園のベンチに寝そべった栗色の髪の男の子。
今日はよく晴れていて、ぽかぽか陽気の散歩日和。
まあ、見つけたヤツは、お昼寝日和、とおもっているだろうが。
銀時はベンチに近づく。
銀時は、そっと気配を消す。それは癖になっているが、この栗色少年が気づかないはずがない。
それでも目を覚まさず、ふざけたアイマスクをつけ寝こけているのは
銀時の気配が慣れたものであるからだろう。
銀時と沖田は恋人同士だ。







「おーきたくーん」


銀時は沖田のそばに寄り、栗色のさらさらの髪の毛を引っ張る。


「なんでぃ…俺の睡眠を邪魔する奴ァ……って旦那じゃねぇですかぃ」
「よぉ。まぁたサボりかぁ?」


沖田はアイマスクを外し、起き上がり身体をずらす。その空いた空間に銀時は座る。


「マヨラーで短気の副長サンに怒られちゃうよー?」

「誰が短気だ」



噂をすればなんとやら。ベンチに座る二人の前には瞳孔のカッ開いた土方が立っていた。



「てめぇ総悟、サボるなっつってるだろうが!」
「サボってやせんぜ。
ちゃんと、公園のかわいい子供たちが悪い大人に連れてかれたり毒されてないかチェックしてんでさぁ」
「仕事サボって昼から寝てる奴が一番毒してるだろォがァ!!」
「お宅の方が毒してるよね〜。瞳孔開いちゃってさ。悪い大人にしか見えねェよ」
「お前も毒してるだろうが!仕事しろマダオ!」
「今日はたまたま仕事がないだけですぅ。貴重な休日なんですぅ」
「万年休日だろうが!」
「土方さん、アンタが大声出すから子供達帰っちゃいやしたぜ?」
「お前らが俺をイラつかせるからだろ!!…とりあえず総悟、お前は行くぞ。仕事しろ!」
「えー」



沖田はかったるそうにしている。
これは再びサボりに逃げるだろう、と土方は呆れる。
が、銀時は、なかなか腰を上げない沖田の耳元で何かを囁く。


そして、一言。



「もうサボんなよ沖田」



それからじゃあね〜とひらひら手を振り去っていく。
サボるなと言われた瞬間立ちあがった沖田を、土方はちらりと見る。
少し顔が赤かった。
もしかしたらさっき銀時が沖田の耳元で囁いた何かが原因なのだろうと思うが、
何を言っていたのか見当がつかないので土方は考えるのをやめ歩きだす。
沖田は素直に土方の後をついてくる。




その日、沖田はもうサボらず、しっかりと報告書やらの書類を片付け、土方の怒りの種にならずに仕事を終えた。









沖田は、子供たちのいない万事屋に辿り着き、勝手知ったる様子で扉を開き中に入る。
家の主は愛読書から目をはずし、沖田を見て微笑む。



「ちゃんと仕事やった?」
「えぇ。土方さんにでも聞いて下せェ。ちゃんと仕事しやしたぜ?」
「えらいえらい」


いいこいいこするように銀時は頭を撫でるが、沖田はそれを子供扱いされているようで嫌だと思う反面、
あたたかい掌が、もういない姉の掌のようで心地いいと複雑な心境になる。
ただ、姉と違うのは、子供として見ていないのは、これでわかる。




銀時は沖田に顔を近づけ、耳元に唇を寄せ、一言、




「ごほうびやるよ」


囁いたとき。










「はぁ……っ」
「ん、むぅ……っ」



銀時は沖田の下半身に顔を埋め、下を這わす。
『ごほうび』だからと、愛撫をする懸命な銀時を沖田は見下ろす。
沖田は自分の股間で揺れる銀髪を触る。ふわふわで気持ちいい。



「っ、だ、んな、イキやすぜ……っ」
「ふ、ぅん」


出る!と、沖田は下腹部に熱が集中してくるのを感じ、解放の快楽を待ったが、
すんでのところで愛撫を止められ、待ち望んだ放出が叶わない。


「な、んで」
「まぁだイクなよ。『ごほうび』はこれだけじゃねぇんだからよ…っ」


そういい、銀時は指に唾液を絡ませ、沖田の体液の付いた白い長い指を自らの後ろの蕾へと持っていく。
四つん這いで、口淫をしていたときの格好のまま、後ろを解しているので、
沖田からは銀時の準備をする光景が見えない。


「旦那、こっち向けてやってくだせぇよ」
「んっ、ふ、い・や・だ。俺の後ろがどうなってるか想像しておっ勃っててろ」


銀時はギラリと目を光らせ、口角をつり上げ、攻撃的な妖艶な笑みを浮かべた。
しかし沖田は、そんな表情を浮かべられたら、泣かせたくなる性格なので、
銀時を引き寄せ、無理矢理足を開かせ、晒された恥ずかしい部分を隈なく見る。


「想像するのもいいですけどねぃ。やっぱり目の前にあったら見たくなりまさぁ。さ、続き
やって下せェ」
「ちょ、そんなじろじろ見んな!できるかよ!」
「だって『ごほうび』なんでしょう?俺の要望を聞き入れてくれてもいいんじゃないですかぃ?」
「ちっ」


銀時は指をそろそろと伸ばし、再び蕾に突き入れ広げる作業を始める。
銀時は恥ずかしかったが、ちらりと、銀時を眺める沖田の顔を見たらどうでもよくなる。
そして少し嬉しくなり、笑いが込み上げる。


「なんでぃ、何笑ってんでさぁ」


すこし気に食わなかったのか不機嫌な声で、突然笑い出した銀時を不審に思い銀時に問う。
銀時は答えの代わりに指を引き抜き、沖田の膝に跨り、猛った凶器に手を添え、自分の解した蕾に導く。



「あぁぁぁぁあ!!」


銀時は猛った凶器に腰を沈める。
内臓が口から出てくるんじゃないだろうかと思うほどの圧迫感、狭い場所をこじ開けられる痛み。
自らの体重で、勝手に飲みこんでいってしまう。
だが、奥を満たされる満足感に、銀時は恍惚となる。
夜兎のように白い肌は、赤く染まっている。
沖田は銀時を見つめ、銀時から漂う甘い香りに引かれ首筋に噛みつく。



「ひゃう!あ、あ…お、きた…っ」
「総悟、でさぁ…」
「そ、ご」



舌足らずな声で、呼べと言われた名前を連呼する。
沖田は、名前を呼ばれ、身体を熱くする。



「あ!て、め!な、におっきくしてんだァァ!!」
「アンタが煽るからでさぁ」
「お前が名前呼べって言ったんだろ!」
「あー、もう黙ってくだせぇ」
「あぁあ!」



ゆさゆさと銀時の身体を揺らし、下から緩く突きあげると、銀時から嬌声が漏れる。
銀時の、胸にある花弁は、赤く尖り、白い肌によく映える。
その花弁を噛んでやると、さらに声が上がる。


「ひぁ!!か、むなぁ!!」


嬌声を上げるたび、開く唇は紅く、そしてそこから真っ赤な舌がちらちらとのぞく。
その様は男の眼を、本能を刺激する。
そして、銀時の紅い瞳からは、はらはらと涙がこぼれる。
けして人前では見せない涙。
生理的なものではあるが、人前では泣かない性格と、強気でいつも人を小馬鹿にしてような誰にも
屈しないような性格の銀時が、涙を見せている様は、沖田の本能に火を灯す。


「アァァ!!い、や、激し!あぁ!」


沖田は銀時の腰を掴み、上下に揺さぶり、下から突き上げる。


「ふぅう!…んぁ、ああ!」
「ここですかぃ…?」
「やぁ!やめ、ぁぁあ」


銀時を押し倒し体勢を変え、銀時の脚を左右に大きく開き抱え、そして前立腺を突く。
銀時は、沖田の背中に腕を回し、皮膚に爪を立て快楽に耐えている。
ああ、明日は蚯蚓(みみず)腫れになってるだろうなとか、風呂に入る時沁みるだろうなとか、
詮索好きの山崎あたりが興味津々に質問しそうだなとか思いながら、 沖田は背中にちくりと走る痛みをやり過ごす。



「うぅん、やば、い!イきそ、」
「銀時さん、好きでさぁ…っ」
「そうご…っ―――――っっ!!あぁぁ!」
「!!!くっ」



銀時は二人の腹の間に白濁を散らす。
そして沖田もそのときの締め付けに引きずられ、銀時の最奥に熱い奔流を叩きつけた。







「あーーー、ちょーだりぃよー…ったくさぁ、俺もう年なんだからさぁ、君がまだ若いのはわかるけど、
もうちょっと考えてくんない?」
「激しくされんの好きでしょうや」
「俺がいつ好きって言いましたか!?」


銀時は、まだ裸のまま、布団に転がりぶつぶつ沖田に文句を言っている。


「うげぇ、出てきやがった…ったくよぉ、中出しすんのやめてくんない?
処理めんどいし、しなけりゃ腹下すし」
「……アンタ、まだ誘ってんですかぃ?」
「ねぇねぇ、人の話聞いてる?誘ってねェし、ていうか辛いって言ったよね?
ねぇ、マジで聞いてる!?だからもう無理って言ってんじゃん!!ギャー!指突っ込むなァァ!!!」






銀時にイク前に好きだと言ったとき、銀時は沖田の顔を引き寄せ、口を耳元に寄せ囁いた。





おれもすき









  あいらぶゆーも、開始の合図も







耳元で囁け


うちの沖銀はなぜエロ率高いのか。
うちのサイトの力関係は沖田<銀時推奨ですが、今回は逆に。果たして逆になったのか。
沖銀裏とか好きだけど自分で書いても何も萌えない…