「あちぃぃーーーー」
本日晴天なり。
太陽はてっぺんに昇り、肌や道をじりじり焦がす。
吹く風も生暖かく、気持ちいいとは言えない。
銀時は黒いシャツのファスナーをいつもよりも下げる。
「お前さぁ、よくそんなかっちりした服着てられるよね〜。見てるこっちが暑くなるわ。
市民を守るはずのお役人様が市民に害を与えてどうすんの。公害だよ公害」
「俺だって着てたくねぇよ……。てめぇは胸元開き過ぎだ。公然わいせつ罪でしょっ引くぞ」
「んなに下げてねぇだろぉー。それに昔はみんな、裸で過ごしてきてたんですぅ」
「いつの時代の話だ……」
「つぅか、あっちぃから9月頃までエッチなしね」
「はぁぁぁあ!?」
銀時の突然の宣言に驚く。
「なんだ、それは……それまで会わねぇってことか?」
「会わねぇとは言ってねえじゃん。エッチなしってこと。つーか、お前会ったらヤるしか頭にねぇのかよ?」
「う……いや、そんなことは……。それよりも何でやりたくねぇんだ」
「だぁかぁらぁ、暑いだろ?」
「は?」
「激しい運動は暑いし汗かくだろ?こんな真夏に激しい運動なんかしてみろ。干からびるわ」
土方は呆れて物も言えない。
しかし銀時は至極真面目な顔をして言う。
「暑いからこそ燃えるだろうが」
「お前夏にキムチ鍋食べる派?」
夏に食べる辛いモンは旨いと思う。
「お前は違うのかよ」
「んー俺は冬にアイス食べる派」
「一緒だろうが!!」
「暑いと寒いとじゃ全然違ぇ」
「夏に激しい運動とか気持ちいいだろうが」
「やだよ。汗かくの嫌だ」
夏だからこそ汗かくのが気持ちいいんじゃないか?
「Sexは冬だな。寒さがしのげる」
「てめぇはそういう理由でシてんのか!」
「別に大半の理由じゃないけどさぁ。だからさ、会わねぇとは言ってないだろ?それとも何?やっぱり俺とはヤるために会ってるっていうの?
性欲処理道具ですかぁ〜?」
「違ェ!っつか、好きな奴とは会ったらヤりたくなんのが普通だろ」
銀時は少し顔を赤らめたと思ったら、すぐにいつものだるそうな顔に戻り、頭をぼりぼり掻きながら言った。
「とりあえず。夏が終わって暑くなくなるまでSexはなしだから」
「……じゃあ、暑くなきゃいいのか?」
銀時は土方の何か企んだような顔に、嫌な予感を感じて、そそくさとその場から逃げるように去った。
『今日は今年一番の猛暑日になるでしょう』
テレビの中でお天気キャスターが言っている。
猛暑。
いつものうたた寝もできないほど暑い。
新八は買い物。神楽はこのくそ暑いのに外に遊びに行った。
銀時はボーっとしているとからっと晴れている空と同じような乾いた音がする。
「はいはい、万事屋銀ちゃんですけど〜」
『銀時?俺だ』
「あー?誰ですかぁ。詐欺ですかぁ?俺は引っかかんないよ〜」
『てめぇこのくそ暑いのにくだらねぇやり取りで体力使わすな』
声の主は土方。
土方が忙しく、以前のあのやり取りをしてから会っていなかったので久しぶりに声を聞く。
「で?何の用?」
『今夜そっちに行く』
「何その有無を言わせない感じ」
『無理なのか?』
「いや、いいよ。糖分と酒買ってこいよ」
『わかった』
さて、神楽を新八の所に泊らせて、飯の用意でもしますか。と、銀時は動く。
銀時はこの時すっかり、あの時土方がしていた顔のことをすっかり忘れていた。
ガラッ
万事屋の玄関の扉が開かれる。
土方は呼び鈴も押さず、中に入り居間へとどんどん入っていった。
「よぉ〜糖分は?」
「買ってきた。ほらよ。酒もある」
「さんきゅーお、アイスだ」
土方が差し出した袋の中には酒とアイスクリーム各種。
土方はソファーに腰を下ろし、銀時はそれらをしまって同じように腰を下ろし、食事を始める。
酔いも回って、良い気分になったところで、土方は銀時の腕を掴んで和室に引き込む。
土方が銀時に覆いかぶさると、銀時は土方を押しやる。
「おい、夏の間はヤらねぇって言ったろうが」
「ちっ」
舌打ちして土方は立ち上がり和室から出ていく。
しばらくして戻ってくると土方は手に何かを持っていた。
もう一度土方が覆いかぶさって来たので、銀時はもう一度抗議の声をあげると
「暑いから嫌なんだろ?だったら……」
土方は先程手にしていたものを銀時に見せる。
土方が持っていたのは、各種取り揃えられた、
アイスクリームだった。
「ちょ、まて、何それ、まさか、」
「そのまさかだ」
銀時は急いで逃げ出そうとするが、土方に阻まれて失敗した。
みるみるうちに銀時の衣服は剥ぎ取られ、あちこちに愛撫を施される。
そして、ついに後ろの蕾に到達する。
「暑いんだろ?涼しくしてやるよ」
「ひ、ひーじかーたくん?あのさー俺、やっぱり暑くねぇやーだからさ?」
「あー?汗かいてるじゃねぇか。暑いんだろ?」
「それにぃ、そのアイス俺、普通に食べたいなあ〜」
「下の口で食べりゃあいいだろ?」
「オヤジくさっっキモイよ土方くん!」
「いいから俺の好意を受け取れや。せっかく人が涼しくしてやろうとしてるんだぜ?」
「好意じゃないから!!嫌がらせとしか思えないから!!!ぎゃー!何蓋開けてんだぁぁ!!ちょ、まっっ、ひゃうっっ」
土方はアイスを指で掬い、銀時の後孔に塗りつけてきた。
銀時は冷たさに情けない声が出てしまう。
「やぁ、土方、ちょっ、冷たっ」
土方はさらにアイスを指で掬い後孔に塗りつけ指を侵入させる。
「あぅっ、土方ぁってめぇ、ぶ、殺す!!」
銀時は土方を睨みながら悪態をつく。が、その姿は逆に土方を煽るだけで。
まだ悪態をつき続ける銀時を黙らせるべく、土方は違う種類のアイスを取り出す。
「なぁ、これってシャーベットか?こんな形のアイスもあるんだな。いろんな色があるぜ」
土方が取り出して見せたアイスは丸いウズラの卵の大きさくらいの球状のカラフルなアイスだった。
「お前の好きなイチゴ味にしてやるよ。赤か?ほら」
目の前にちらつかせて、食べさせてくれるのかと思えば、土方はそれをなんと後孔にに押し付け、入れてきた。
「あぁっ!やめっひじかっ、冷たぁっっ」
「本当に暑いな……お前の中も熱くてどろどろ溶けてきてるぜ?」
「やぁっっ、んんっ」
あろうことか、さらに土方はアイスを入れてきた。
銀時の後孔からは赤色やらの色のついた液体が流れる。
「どうだ?涼しくなったか?」
土方は涼しい顔で言う。
「土方てめぇ、後で覚えてろよっっ」
銀時は再び睨み悪態をつくが、意味を成さない。
「だから、それは俺を煽るだけだ、ぜ!!」
「やあぁぁぁぁぁあ!!」
土方は熱塊を後孔に擦りつけ、推し進めてきた。
土方は腰を打ちつける。
銀時の後孔からはアイスクリームが泡を立て、溢れてくる。
「は、あっひ、じかたぁぁ!アァ!!」
「はっ、中のアイスが、溶けてなくて、冷てぇ」
「や、んん、あぅっっ」
銀時の中はアイスで冷たかったが、今は摩擦で熱い。
銀時の額には汗が滲み、銀色の髪が張りついている。
熱に浮かされた紅い瞳を向ける。
(くそ、煽るなっ)
土方は打ちつけるスピードを上げる。
「は、ひじかたぁ、あ、は、激しっあぁっっ」
「銀時っ締め付けんなっ」
「ん、わかんなっ、あっやぁ!」
後孔の締め付けと銀時の媚態に土方は煽られ、限界が近くなる。
銀時も限界が近いのか、シーツを握る手が白くなる。
土方は銀時の腕を取り、首に回すようにし、さらに打ちつけるスピードを上げる。
入口ぎりぎりまで引き抜き、奥深くまで突く。
「あぁぁぁぁぁあ!!!」
「くっっ」
銀時がイった時の締め付けによって土方も中に熱を吐き出す。
あの後気を失った銀時の、後孔から溢れる白濁とアイスを拭きとり身体を清めた。
だが、次の日目を覚ました銀時に土方は殴られ、真夏の炎天下の中、厚着をさせられ、かぶき町を50周させられた。
ぜぇはぁぜぇはぁ息を乱し、滝のように流れる汗を落としながら万事屋に戻ると、銀時は、笑顔で「死ね」と言って、再び追い出された。
夏にあついものを食べるのはおいしいが、気をつけないと火傷する。
