親友
「土方ってさ、ゴリラと沖田くんと幼馴染なんだよね?」
銀時がふとそんなことを訊ねた。
「そうだが?それがどうした」
「真選組って昔からの知り合いが多いんでしょ?」
「あぁ。武州にいたときの道場仲間の集まりだしな」
「あのミツバちゃんも幼馴染だったんだよねぇ」
「、銀時、あれは」
「ん?あ、いや、別にそういうことじゃなくてさ」
俺はミツバが好きだった。
今は銀時が好きであるが、今もミツバのことは大切に思っていた。
そのことについて銀時に負い目を感じていたが、そのことについてではないらしい。
「いや、ゴリラや沖田くん達と、随分長い付き合いしてるんだなぁってさ」
「羨ましいのか?」
「え?違ェよ…いや違くないかな?」
「はぁ?何が言いたいんだ?」
「お前たちって、毎日顔合わせてられて、堂々としてられて…いいなぁって」
「?お前は万事屋のガキどもと毎日顔突き合わせてるじゃねぇか」
「あれは家族でしょ。お前は信頼できる、親友のような仲間と一緒にいれる」
銀時は目をわずかに伏せる。
「俺の大切な人は戦争で死んじまって、仲間も戦争でいなくなったり離れ離れになった」
「桂や高杉か?」
「さぁ?どうだろう?」
銀時ははぐらかすが、知ってる。
こいつが攘夷戦争に参加していたこと。
こいつの仲間だった奴らは、俺らの敵であるから、堂々となんて会えるわけがない。
こいつは、仲間に会えない上、
俺達幕府の所為でバラバラになったのにその俺達は堂々と仲間と会っている、
そのことに憤りをかんじているのだろうか?
「でも、その仲間には堂々と会えなくなっちまったけどさ、
今はいいよ。新しい仲間ができたから。
仲間っていうか家族だけど、新八も神楽もお妙もババァもキャサリンもたまも…
他にもいる」
銀時は先程見せていた哀しそうな顔を一変させ、
「お前もいるからな。さみしくねぇよ」
笑った
子供時代や攘夷時代のことがちらりと出てきたり、EDで出てきたりすると泣ける。
もう4人(松陽先生と銀時、桂、高杉或いは銀時、桂、高杉、坂本で)
で集まることはもうないんだなと思うと・・・。
多謝多謝
恢罹
