君は俺のお気に入り
つかまえて籠に入れた
けれど飛んでいって出て行ってしまった
お気に入りは手放さない
だからもう一度つかまえよう
次は羽をもいでしまおう
飛び立ってしまわないように
蝶々の標本のように壁にはりつけておこう
俺からは
逃げられない
俺のもの
「はぁっはぁっはぁっはぁっ」
俺は走っていた。
向かうあてなどない。
ここがどこかもよくわからない。
とりあえずここが地球だということだけはわかっている。
身を潜められるような場所はないだろうか。
しかし、すぐに追手が来るだろう。
すぐに場所など割れてしまう。
人殺しを厭わないような奴らだ。
匿ってもらっても、あいつ等は、無理にでも口を割らせるだろう。
ばれるのも時間の問題だ。
しかしずっと走っているわけにもいかない。
誰かに連絡を取ろうか。
新八と神楽は俺がアイツに拉致られた事を知っている。
しかし、手の出し用が無い。
特に神楽には辛いだろう。
アイツは神楽の……
俺は、一ヶ月前、散歩をしているところを拉致された。
抵抗空しく、薬を嗅がされ眠らされ、目が覚めた時には宇宙船の中だった。
牢獄のような中に、手を拘束され、放り込まれていた。
現れた人物に驚く。
神楽の兄、神威だった。
そこから地獄の日々だった。
神威は俺の衣服を剥ぎ取り、尻を探って、慣らしもせず、いきなり突っ込んできた。
痛くて痛くて、体が裂けるかと思った。
それから少し傷が癒えた頃、再び凌辱が始まった。
それから毎日のように犯された。
「あぁっ…痛っ…ううぅっ…やめっ…はっ」
「痛い?慣らしたんだけど」
「んぅっ……ふぅっう、」
「なんだ、感じてるじゃない。ねぇ、声出してよ。啼いてよ」
神威は俺の口に指を突っ込んだ。
「ああぁぁあ!!やぁ…ン、ふ・うぅぅ、んん、あぁあっっ」
少しでも口を開くとみっともない声が出てしまうから噛みしめていたのに。
神威は初めて俺を犯したときと違い、二度目からは優しく抱いた。
丁寧に慣らし、感じるところを突いてきた。
痛みが無い方がいいが、それはそれで最悪だった。
男に抱かれて感じている自分がいる。
その事実が嫌でもわからされて、死にたい気分に襲われた。
ましてや俺を無理矢理女にした奴。
拉致した奴。
感じたくないと思っているのに、神威は俺の感じるように抱くせいで、
ひっきりなしに女のような喘ぎ声出してしまう。
「あぁん、ぅん、や、やあぁぁっ・イッッ」
声を出すと神威はとても嬉しそうな顔をする。
いつまでこの恥辱は終わるのだろうか。
いつか自分も抱かれることに疑問を抱かなくなってしまうのだろうか。
それが怖い。
拉致されて一ヶ月が経った頃、地球に用事があると、宇宙船は地球に降り立った。
神威はどこかへ行ってしまった。
見張りをつけられた。
夜兎ではあるが、所詮見張り。
俺のことを気に入っているらしい。
抱かせてやると誘えば、誘惑に負けてふらふらとやって来た。
色に酔っている隙を狙い、気絶させ鍵を奪い、脱出に成功した。
毎日のように抱かれていたせいで、体が重く、
思うように動かなかったがそれでも体に鞭打って走った。
すぐに神威にも俺が逃走したと連絡がいき、追いかけてくるだろう。
もしかしたら諦めて追ってこないかもしれない。
それでもどこか、身を潜めていられる所へ。
真選組か?
いや、多分神威らの力には敵わないだろう。
近藤、土方、沖田は強いがそれでも敵うだろうか?
ヅラは?
いや、アイツの身を潜める場所は、いつも真選組に割れてしまう。
無理だ。
坂本は?
宇宙を飛び回っているから捕まえるのは難しいだろう。
しかし迎えに来てくれるまで時間がかかってしまう。
……高杉は?
春雨と手を組んだと言っていた。
言えば匿ってくれるだろう。
そして、春雨と手を組んでいることもあって、ばれないようにするのも容易いだろう。
どうしよう。
「お兄さんが逃げた?見張ってた奴は?」
「す、すみません」
バシュッッ
ドサッッ
「おいおい、まぁた部下一人減っちまったじゃねぇか。
私的な理由でほいほい殺すなっての。このすっとこどっこい」
「阿伏兎。今回は違うよ。ちゃんと見張っとけっていう命令を守れなかった奴への罰だよ」
「だから、その見張る理由が私的理由だろうが」
「ねぇ、お兄さん逃げちゃった。早く捜して」
「おい、話聞けすっとこどっこい」
お兄さんが逃げた。
初めてだっただろうにひどくしてしまった。
俺は神楽のように、ペットを力加減ができなくて殺してしまうような愚かなことはしない。
自分で力を加減して、大切なものは壊さないようにする。
お兄さんも優しく扱ったつもりだった。
なのにお兄さんは逃げた。
なにが原因だろう?
お兄さんも感じてくれていたはず。
感じるように抱いていたから。
強い綺麗な顔が涙で濡れ、恥辱に歪む顔は、さらに綺麗だった。
もう一度手に入れたい。
次は捕まえて鎖で結んでおこう。
俺からは逃げられない。
もう、どれくらい走っただろう。
船の姿などとうに見えない。
知らない街では行くあてもなく。
もう、いやだ。
あの中での生活は。
いつか体が壊れてしまう。
俺はアイツの性奴隷だった。
アイツは俺を人と思っていない。
玩具だ。
それに、そんな扱いをされ、感じてしまっている自分にも。
もう、いやだ。
体も心も壊れそうだ。
ザッッ
足音が聞こえた。
ヤバイ
振り返るな
逃げろ
足が動かない
駄目だ
声を聞くな
壊される
コワレル
「見つけた」
完全不完全燃焼。
私が夢で見た話です。
銀さんが神威に追いかけられてる、しかも銀ちゃんは神威の性奴隷っていうところまで…。
夢そのまま書いたので、結構楽だった。夢っていいね。
覚えてればだけど頭の中で勝手に話を作ってくれる。
阿伏兎の喋り方適当です。いなくてもいいし(酷
夢には一応出てきたので。
もう一度見たい。
多謝多謝
恢罹
