「あーちぃぃぃいいい」
暑い暑い暑い。
江戸ではずっと真夏日が続き、偶に猛暑日になったり、とにかく暑い毎日だ。
暑ければ少しは涼しい所へ行きたくなる訳で。
だから、万事屋の3人と1匹は、海へ来ていた。しかし、仕事で。
以前は海で警備をしたこともあったが、今回は海の家の手伝いだ。三食風呂付の住み込みでの仕事だ。好条件にすぐに依頼を引き受けた。
「今日も盛況ですね〜」
「そうだな」
海の家の、おじさんとおばさんは厨房で、銀時と新八は中で、神楽と定春は外で客引きやラムネ売りなどをしている。
まあ、神楽を長時間直射日光の当たる所には出しておけないので新八と交代し、銀時もたまに厨房で手伝いをすることもある。交代で休憩を取りつつ、盛況な海の家で万事屋の久しぶりの仕事に精を出していた。
今は銀時の休憩タイムだ。休憩中に賄いのかき氷を頬張りながら、日陰で海ではしゃいでいる水着の女の子たちを見ていた。
「・・・あの子多分Eあるんじゃね?やっぱ夏はいいよな海はいいよな」
「銀髪のお兄さん」
「あ?」
怪しまれないように水着の女の子達に目を癒していると、若い男に声をかけられる。
「お兄さん、ココの海の家で働いてますよね?」
「うん?」
「俺、隣の海の家でバイトしてるんです。休憩中?」
「まあそうだけど?」
「じゃあ俺も隣で休憩させてもらってもいいですか?」
若い男は、銀時の隣に腰を下ろし、スポーツドリンクを飲んでいる。
やけに馴れ馴れしい奴、と銀時は思ったが、少し話してみると、案外話が合い、男は性格はいいし、まだ20過ぎっぽいがしっかりとしていて、
夏中は住み込みで海の家にバイトに来ているようだ。
次の日も、また休憩時間に一緒に話をした。それから毎日のように喋るようになったのだが。
「銀さん、今夜一緒に酒飲まないっすか〜?」
「んー」
「じゃあ夜、誘いに来ますね」
「おう」
その日の夜、二人で酒を飲むのだが、銀時は酒好きという癖に酒に弱いのですぐに落ちてしまう。
銀時が、下半身に違和感を感じ目を覚ますと、男が銀時の尻に指を突っ込んでいた。
銀時は、すぐには自らの身に起こっている状況が把握できなかったが、徐々に覚醒していきこの状況に酔いも醒める。
「ぎゃあああ!何してんだぁぁ!?」
「はは、おはようございます」
そうはいっても覚醒したのは頭の中だけで、身体に残る酔いは醒めておらず、抵抗するも、銀時よりも若い男の力に酔いが回った体力では叶うはずもなかった。
それからあれよあれよという間に、解され男のモノを突っ込まれてしまった。
「あ、ああっ!や、めろぉっ、あぅ、うああっ!!」
この歳になって、夏に初体験をして新世界を発見するだなんて、銀時は思ってもいなかった。
後日、テレビを見ていると、評論家が「夏は男の方が男に襲われやすい」と言っているのを聞いてしまった。
その研究結果が正しいことを、自らの身をもって知ってしまった銀時は、もう夏は外に出ないと心に誓ったのだった。
某番組で本当に評論家が言ってました。独り暮らしの男性宅は、夏場窓などに鍵をかけずにいるので空き巣に入られやすい。んですって。
あっちの方のことではなかったんですが、それでも夏場、海とかで男性は薄着だし、ということであっちも襲われることがあるって言ってました。
夏場男性ホルモンが多くなるんですって・・・
10.08.03UP